笹子雁ヶ原摺山?なにこれ読めないよ。
パーカッション伊佐と笹子雁ヶ原摺山という読めない山に登ってまいりました。山梨県のマイナーな山です。
名前も読めない山に登るのは初めてで、読めないから登る、とか、運動不足だから登る、とか、そんな理由ではなく、ただなんとなく、登りたいから登るのでした。
何を考えるでも無く獣道のような登山道は一体どこまで続くのかと、へんてこなリズムを刻み、ゲラゲラ会話しながら、途方も無いかのような登り階段に絶望したり、富士山を望む絶景で風を浴びて、それはそれは心地よい筋肉痛に見舞われた登山でありました。
一枚目の写真は夕焼けを背中にまとい、疲れた2人は駅のホームで一服。果たせなかった頂上カップラーメンに思いを馳せつつ、なんかこのとき、Ja3podについて詳しく話をしたのでした。おやおや?
山の中腹で、伊佐は大声を上げて立ち止まりました。
「へぁああ!!?いまっ そこにっ 女の子がいた.......グレーのワンピース着た女の子が........。」
ここはマイナーにも程がある名前も読めない「ささごがんがはらすりやま」。道中すれ違ったのはせいぜい4人か5人である。伊佐、冗談はそのくらいにしておけ。そこにあるのは樹木と鳥のさえずりだけだ。君は何を見たのだ。
霊的な寒気に教われた2人は口笛震わせ山頂を目指すのであった。でででん。
山頂でおにぎりを頬張り、山の風を吸い込みまくってテンションの上がり過ぎた2人の下山の方法はズバリ、「疾走」です。なんか走るんです。山が楽しくて走るんです。それで僕はケータイ落としたのです。どこで落としたか分かりません。かなり走ってきたからかなり戻って探すのですが、僕のケータイは樹のケースなので自然と同化していますから、「伊佐、電話しまくって。音を頼りに探すことにするよ」
風の音は大きくて、葉っぱの擦れる音も、すごく大きい。こんなに静かな山の中なのに、ケータイの着信音なんて聴こえる訳ないじゃない、小さいな、人間は、機種代のローン払い終わってないのね、とか思いながら探しました。
諦めずにしばらく戻ると、ありました。奇跡です。ケータイを開いてみると、
「着信3件 伊佐郷平」
3回しかかけてくれてなかったのね。そりゃ聴こえないよね。やっぱり諦めてたんだね。ありがとう。
山は大きく、人は小さい、なんていうのは知れたことで、山のように大きな心をウンヌンカンヌンとかいうのはどうでもよくて、幽霊なんていないよ怖いよ、とりあえずなんか、楽しいことがしたいよ。 よし、ja3podやろうぜ 山登ろうぜ
ということです。
今後、関口健介は、日々のちょっとした出来事をここに書いていきます。オススメのja3pod、オススメのリンゴジュース、アーティスト、映画、漫画、アニメ、ゲーム、最近好きなのはコーラとキリン、のことなども、ぽつぽつと再始動です。よろしくおねがいもうしあげます。
因みに山の名前は「ささごがんがはらすりやま」でした。巻き舌にして早口に発音すると、「笹団子好きやなぁ」になるので、寝る前とかに小声で試してみてくださいね。まぁ、嘘ですけど。